1 '\" t
2 .\"
3 .\" Copyright 2000-2006 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.
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5 .\"
6 .\" This code is free software; you can redistribute it and/or modify it
7 .\" under the terms of the GNU General Public License version 2 only, as
8 .\" published by the Free Software Foundation.
9 .\"
10 .\" This code is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT
11 .\" ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or
12 .\" FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License
13 .\" version 2 for more details (a copy is included in the LICENSE file that
14 .\" accompanied this code).
15 .\"
16 .\" You should have received a copy of the GNU General Public License version
17 .\" 2 along with this work; if not, write to the Free Software Foundation,
18 .\" Inc., 51 Franklin St, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA.
19 .\"
20 .\" Please contact Oracle, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA 94065 USA
21 .\" or visit www.oracle.com if you need additional information or have any
22 .\" questions.
23 .\" `
24 '\"macro stdmacro
25 .TH javah 1 "05 Jul 2012"
26 .SH "名前"
27 javah \- C 言語のヘッダとスタブファイルのジェネレータ
28 .\"
29 .\" This document was created by saving an HTML file as text
30 .\" from the JavaSoft web site:
31 .\"
32 .\" http://java.sun.com/products/jdk/1.2/docs/tooldocs/tools.html
33 .\"
34 .\" and adding appropriate troff macros. Because the JavaSoft web site
35 .\" man pages can change without notice, it may be helpful to diff
36 .\" files to identify changes other than new functionality.
37 .\"
38 .LP
39
40 .LP
41 .LP
42 \f3javah\fP は、Java クラスから C ヘッダファイルと C ソースファイルを作成します。これらのファイルは、Java プログラミング言語で書かれたコードと、C などのその他の言語で書かれたコードを接続し、コードが相互に作用するようにします。
43 .LP
44 .SH "形式"
45 .B javah
46 [
47 .B options
48 ]
49 .I fully-qualified-classname . . .
50 .br
51 .B javah_g
52 [
53 .B options
54 ]
55 .I fully-qualified-classname . . .
56 .SH "機能説明"
57 .IX "stub file generator" "" "stub file generator \(em \fLjavah\fP"
58 .IX "C header and stub file generator" "" "C header and stub file generator \(em \fLjavah\fP"
59 .IX "javah" "" "\fLjavah\fP \(em C header and stub file generator"
60 .B javah
61 コマンドは、ネイティブメソッドを実装するのに必要な
62 C
63 言語のヘッダおよびソースファイルを生成します。
64 C
65 のプログラムは、
66 生成されたヘッダとソースファイルを使って、
67 ネイティブソースコードからオブジェクトのインスタンス
68 変数を参照できます。
69 .B .h
70 ファイルは、対応するクラスに合ったレイアウトの
71 構造体定義を含んでいます。
72 構造体に含まれるフィールドは、クラス内のインスタンス変数に
73 対応しています。
74 .LP
75 ヘッダファイル名およびヘッダファイル中で定義される構造体名は、
76 クラス名から派生します。
77 .B javah
78 に渡されるクラスがパッケージ内部にあれば、
79 そのパッケージ名がファイル名および構造体名の先頭に付加されます。
80 名前の間は下線
81 (_)
82 で区切られます。
83 .LP
84 デフォルトでは、
85 .B javah
86 はコマンド行で指定された個々のクラスに対して
87 ヘッダファイルを作成し、現在のディレクトリに出力します。
88 .B \-stubs
89 オプションを指定するとソースファイルが生成されます。
90 .B \-o
91 オプションを指定すると、指定した全クラスに対する出力ファイル
92 を連結して
93 1
94 個のファイルとして生成します。
95 .LP
96 新しいネイティブメソッドインタフェースの
97 Java Native Interface (JNI)
98 は、ヘッダ情報やスタブファイルを必要としません。
99 ただし
100 .B javah
101 コマンドは現在も JNI 形式のネイティブメソッドに必要な
102 ネイティブメソッド関数プロトタイプを生成できます。
103 .B javah
104 はデフォルトで JNI 形式で出力し、その結果を
105 .B .h
106 ファイルに格納します。
107 .LP
108 .B javah_g
109 は非最適化バージョンの
110 .B javah
111 で、
112 .B jdb
113 などのデバッガ用の使用に適しています。
114 .SH "オプション"
115 .TP 15
116 .BI \-o " outputfile"
117 コマンド行で指定したすべてのクラスに対する結果のヘッダファイルまたは
118 ソースファイルを連結し、
119 .BR outputfile
120 に格納します。
121 .B \-o
122 オプションまたは
123 .B \-d
124 オプションだけを使用できます。
125 .TP 15
126 .BI \-d " directory"
127 .B javah
128 がヘッダファイルまたはスタブファイルを書き出す
129 ディレクトリを指定します。
130 .TP 15
131 .B \-stubs
132 Java オブジェクトファイルから C 言語の宣言を生成します。
133 .TP 15
134 .B \-verbose
135 詳細情報の出力を要求します。
136 .B javah
137 は、生成されたファイルの状態に関するメッセージを
138 .B stdout
139 に書き出します。
140 .TP 15
141 .B \-help
142 .B javah
143 の使用法についてヘルプメッセージを出力します。
144 .TP 15
145 .B \-version
146 javah バージョン情報を出力します。
147 .TP 15
148 .B \-jni
149 JNI 形式のネイティブなメソッド関数のプロトタイプが入った出力ファイルを
150 作成します。これはデフォルトの出力であるため、
151 -B \-jni
152 は省略可能です。
153 .TP 15
154 .BI \-classpath " path"
155 .B javah
156 がクラスを検索するために用いるパスを
157 .I path
158 で指定します。この指定値は、デフォルトおよび
159 .B CLASSPATH
160 環境変数の設定値をオーバーライドします。
161 複数のディレクトリを指定する場合はコロンで区切ります。
162 したがって
163 .I path
164 の通常の形式は次のようになります。
165 .RS 20
166 .sp 1n
167 .LP
168 .BI .:< your_path >
169 .sp 1n
170 .RE
171 .RS 15
172 .LP
173 パスの指定例：
174 .RE
175 .RS 20
176 .sp 1n
177 .LP
178 .B .:/home/avh/classes:/usr/local/java/classes
179 .sp 1n
180 .RE
181 .LP
182 便宜上、\f2*\fP のベース名を含むクラスパス要素は、ディレクトリ内の拡張子 \f2.jar\fP または \f2.JAR\fP を持つすべてのファイルのリストを指定するのと同じとみなされます (Java プログラムはこの 2 つの呼び出しを区別できない)。
183 .br
184 .br
185 たとえば、ディレクトリ \f2foo\fP に \f2a.jar\fP と \f2b.JAR\fP が含まれている場合、クラスパス要素 \f2foo/*\fP は \f2A.jar:b.JAR\fP に展開されます。ただし、JAR ファイルの順番は未定義となります。このリストには、隠しファイルも含め、指定されたディレクトリ内のすべての JAR ファイルが含まれます。\f2*\fP だけから成るクラスパスエントリは、カレントディレクトリ内のすべての JAR ファイルのリストに展開されます。\f2CLASSPATH\fP 環境変数も、定義時には同様に展開されます。クラスパスのワイルドカード展開は必ず、Java 仮想マシンの起動前に実行されます。したがって、\f2System.getenv("CLASSPATH")\fP 呼び出しなどの環境に対する問い合わせを行わない限り、展開されていないワイルドカードを Java プログラムは認識しません。
186 .TP 15
187 .BI \-bootclasspath " path"
188 bootstrap クラスをロードするパスを指定します。デフォルトでは、bootstrap
189 クラスはコアとなる Java 2 プラットフォームを実装するクラスで、
190 .B jre/lib/rt.jar
191 および他の重要な jar ファイルに含まれています。
192 .TP 15
193 .B \-old
194 古い JDK 1.0 形式のヘッダファイルを生成します。
195 .TP 15
196 .B \-force
197 常に出力ファイルに書き込むことを指定します。
198 .TP 15
199 .BI \-J "option"
200 .I option
201 を Java 仮想マシンに渡します。ここで、
202 .I option
203 は、Java アプリケーション起動プログラムの参照ページで
204 説明されているオプションの 1 つです。たとえば、
205 .I \-J-Xms48m
206 は、起動時に使用するメモリを 48M バイトに設定します。
207 .SH "環境変数"
208 .TP 15
209 .B CLASSPATH
210 ユーザ定義クラスへのパスをシステムに通知するために使用します。
211 複数のディレクトリを指定する場合はコロンで区切ります。
212 以下に例を示します。
213 .RS 10
214 .sp 1n
215 .LP
216 .B .:/home/avh/classes:/usr/local/java/classes
217 .RE
218 .SH "関連項目"
219 .LP
220
221 .LP
222 .LP
223 javac、java、jdb、javap、javadoc
224 .LP
225
226 .LP
227