1 '\" t
   2 .\" Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc.  All Rights Reserved.
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   5 .\" This code is free software; you can redistribute it and/or modify it
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   8 .\"
   9 .\" This code is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT
  10 .\" ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or
  11 .\" FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the GNU General Public License
  12 .\" version 2 for more details (a copy is included in the LICENSE file that
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  14 .\"
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  17 .\" Inc., 51 Franklin St, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA.
  18 .\"
  19 .\" Please contact Oracle, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA 94065 USA
  20 .\" or visit www.oracle.com if you need additional information or have any
  21 .\" questions.
  22 .\" 
  23 .TH jstat 1 "05 Jul 2012"
  24 .SH 名前
  25 jstat \- Java 仮想マシン統計監視ツール
  26 .\"
  27 .SH 形式
  28 .nf
  29 \f3jstat\fP [ \f2generalOption\fP | \f2outputOptions\fP\f2vmid\fP [\f2interval\fP[s|ms] [\f2count\fP]] ]
  30 .fl
  31 .fi
  32 .SH パラメータ
  33 .if t .TP 20
  34 .if n .TP 15
  35 .I generalOption
  36 単一の汎用コマンド行オプション (
  37 .B \-help
  38 、
  39 .B \-options
  40 、または 
  41 .B \-version
  42 ) 
  43 .if t .TP 20
  44 .if n .TP 15
  45 .I outputOptions
  46 1 つ以上の出力オプション。1 つの statOption と 
  47 .B \-t
  48 、
  49 .B \-h
  50 、および 
  51 .B \-J 
  52 オプションのいずれかで構成されます。
  53 .if t .TP 20
  54 .if n .TP 15
  55 .I vmid
  56 仮想マシン識別子。ターゲットの Java 仮想マシン (JVM) を示す文字列。一般的な構文は、次のとおりです。
  57 .LP
  58 .RS
  59 .ft 3
  60 .nf
  61 [\fP\f4protocol\fP\f3:][//]\fP\f4lvmid\fP[@\f2hostname\fP[:\f2port\fP]/\f2servername\fP]
  62 .fi
  63 .ft 1
  64 .RE
  65 .LP
  66 vmid 文字列の構文は、URI の構文とほぼ同じです。vmid は、ローカル JVM を表す単純な整数から、通信プロトコル、ポート番号、およびその他の実装固有の値を指定する複雑な構造までさまざまです。詳しくは、以下の「仮想マシン識別子」を参照してください。
  67 .if t .TP 20
  68 .if n .TP 15
  69 .I interval[s|ms]
  70 指定された単位 (秒 (s) またはミリ秒 (ms) ) でのサンプリング間隔。デフォルトの単位はミリ秒です。正の整数でなければなりません。これが指定された場合、
  71 .B jstat 
  72 は 
  73 .I interval 
  74 ごとに出力を生成します。
  75 .if t .TP 20
  76 .if n .TP 15
  77 .I count
  78 表示するサンプル数。デフォルトの値は infinity です。つまり、
  79 .B jstat 
  80 はターゲット JVM が終了するか 
  81 .B jstat 
  82 コマンドが終了されるまで統計を表示します。正の整数でなければなりません。
  83 .SH 機能説明
  84 .B jstat 
  85 ツールは、計測機構付き HotSpot Java 仮想マシン (JVM) のパフォーマンス統計を表示します。ターゲット JVM は、仮想マシン識別子、すなわち、以下の 
  86 .I vmid 
  87 オプションによって識別されます。
  88 .LP
  89 注 - このユーティリティはサポートされていないため、JDK の将来のバージョンでは使用できない可能性があります。現時点では、Windows 98 および Windows ME プラットフォームでは使用できません。
  90 .SS 仮想マシン識別子
  91 vmid 文字列の構文は、URI の構文とほぼ同じです。
  92 .LP
  93 .RS
  94 .ft 3
  95 .nf
  96 [protocol:][//]lvmid[@hostname][:port][/servername]
  97 .fi
  98 .ft 1
  99 .RE
 100 .if t .TP 20
 101 .if n .TP 15
 102 .I protocol
 103 通信プロトコル。
 104 .I protocol 
 105 が省かれ、
 106 .I hostname 
 107 が指定されなかった場合、デフォルトのプロトコルは、プラットフォームに固有の最適化されたローカルプロトコルです。
 108 .I protocol 
 109 が省かれ、
 110 .I hostname 
 111 が指定された場合、デフォルトのプロトコルは rmi です。
 112 .if t .TP 20
 113 .if n .TP 15
 114 .I lvmid
 115 ターゲット JVM のローカル仮想マシン識別子。
 116 .I lvmid 
 117 は、プラットフォーム固有の値であり、システム上の JVM を一意に識別します。
 118 .I lvmid 
 119 は、仮想マシン識別子の唯一の必須コンポーネントです。
 120 .I lvmid 
 121 は、一般に、ターゲット JVM プロセスのオペレーティングシステムのプロセス識別子ですが、必ずしもそうとは限りません。
 122 .B jps 
 123 コマンドを使用して、
 124 .I lvmid 
 125 を調べることができます。また、UNIX プラットフォームでは 
 126 .B ps 
 127 コマンドで、Windows ではタスクマネージャで 
 128 .I lvmid 
 129 を調べることができます。
 130 .if t .TP 20
 131 .if n .TP 15
 132 .I hostname
 133 ターゲットホストを示すホスト名または IP アドレス。
 134 .I hostname 
 135 が省かれた場合、ターゲットホストはローカルホストです。
 136 .if t .TP 20
 137 .if n .TP 15
 138 .B port
 139 リモートサーバと通信するためのデフォルトポート。
 140 .I hostname 
 141 が省かれるか、
 142 .I protocol 
 143 が最適化されたローカルプロトコルを指定している場合、
 144 .B port 
 145 は無視されます。そうでない場合、
 146 .B port 
 147 パラメータの扱いは、実装に固有です。デフォルトの rmi プロトコルの場合、
 148 .B port 
 149 はリモートホスト上の 
 150 .B rmiregistry 
 151 のポート番号を示します。
 152 .B port 
 153 が省かれ、
 154 .I protocol 
 155 が rmi を示す場合は、デフォルトの rmiregistry ポート (1099) が使用されます。
 156 .if t .TP 20
 157 .if n .TP 15
 158 .I servername
 159 このパラメータの取り扱いは、実装によって異なります。最適化されたローカルプロトコルの場合、このフィールドは無視されます。rmi プロトコルの場合、このパラメータは、リモートホスト上の RMI リモートオブジェクトの名前を表します。
 160 .SH オプション
 161 .B jstat 
 162 コマンドは、汎用オプションと出力オプションの 2 種類のオプションをサポートしています。汎用オプションを指定すると、
 163 .B jstat 
 164 は簡単な使用法とバージョン情報を表示します。出力オプションによって、統計出力の内容と形式が決まります。
 165 .LP
 166 注 - すべてのオプションとそれらの機能は、将来のリリースで変更または削除されることがあります。
 167 .SS 汎用オプション
 168 汎用オプションの 1 つを指定した場合、他のオプションやパラメータを指定することはできません。
 169 .if t .TP 20
 170 .if n .TP 15
 171 .BI \-help
 172 ヘルプメッセージを表示します。
 173 .if t .TP 20
 174 .if n .TP 15
 175 .BI \-version
 176 バージョン情報を表示します。
 177 .if t .TP 20
 178 .if n .TP 15
 179 .BI \-options
 180 統計オプションのリストを表示します。次の「出力オプション」を参照してください。
 181 .SS 出力オプション
 182 汎用オプションを指定しなかった場合は、出力オプションを指定することができます。出力オプションは、
 183 .B jstat 
 184 の出力の内容と形式を決め、1 つの statOption と他のオプション (
 185 .B \-h
 186 、
 187 .B \-t
 188 、および 
 189 .B \-J
 190 ) のいずれかで構成されます。statOption は最初に指定する必要があります。
 191 .LP
 192 出力は、列が空白文字で区切られた表として書式化されます。タイトルの付いた見出し行が列の内容を表します。
 193 .B \-h 
 194 オプションを使用すると、見出しを表示する頻度を設定できます。列見出しの名前は、一般にオプション間で整合性が取れています。一般に、2 つのオプションで列の名前が同じになる場合、2 つの列のデータソースは同じです。
 195 .LP
 196 .B \-t 
 197 オプションを使用すると、出力の最初の列に Timestamp というラベルの付いたタイムスタンプ列が表示されます。Timestamp 列には、ターゲット JVM の起動からの経過時間が秒単位で表示されます。タイムスタンプの分解能は、さまざまな要因によって異なり、高負荷システムでは、遅延スレッドスケジューリングによって変動が生じることがあります。
 198 .LP
 199 .I interval 
 200 および 
 201 .I count 
 202 パラメータは、それぞれ 
 203 .B jstat 
 204 が出力を表示する頻度と回数を決めます。
 205 .LP
 206 注 - 将来のリリースで形式が変更される可能性があるので、
 207 .B jstat 
 208 の出力を解析するスクリプトは書かない方がよいでしょう。
 209 .B jstat 
 210 出力を解析するスクリプトを書く場合は、このツールの将来のリリースでは修正が必要になることを想定しておいてください。
 211 .if t .TP 20
 212 .if n .TP 15
 213 .BI \-statOption
 214 .B jstat が表示する統計情報を決めます。次の表に、使用可能なオプションを示します。\-options 汎用オプションを使用すると、特定のプラットフォームインストールでのオプションのリストが表示されます。
 215 .LP
 216 .sp 1n
 217 .TS
 218 box;
 219 cbp-1 | cbp-1
 220 l | l .
 221 オプション      表示される情報
 222 _
 223 class   クラスローダの動作に関する統計
 224 compiler        T{
 225 HotSpot Just-In-Time コンパイラの動作に関する統計
 226 T}      
 227 gc      T{
 228 ガベージコレクトされたヒープの動作に関する統計
 229 T}      
 230 gccapacity      世代の容量とそれらに対応する空間の統計
 231 gccause T{
 232 ガベージコレクション統計の要約 ( \-gcutil と同じ) と、
 233 前回および現在 (該当する場合) のガベージコレクション
 234 イベントの原因
 235 T}      
 236 gcnew   新しい世代の動作の統計
 237 gcnewcapacity   新しい世代とそれらに対応する空間のサイズの統計
 238 gcold   T{
 239 古い永続的世代の動作の統計
 240 T}      
 241 gcoldcapacity   古い世代のサイズの統計
 242 gcpermcapacity  永続的世代のサイズの統計
 243 gcutil  ガベージコレクション統計の要約
 244 printcompilation        ガベージコレクション統計の要約
 245 .TE
 246 .if t .TP 20
 247 .if n .TP 15
 248 .BI \-h " n"
 249 .I n 
 250 個のサンプル (出力行 
 251 .I n 
 252 行) ごとに列見出しを表示します。
 253 .I n 
 254 は正の整数です。デフォルト値は 0 であり、データの最初の行の上に列見出しを表示します。
 255 .if t .TP 
 256 .if n .TP 
 257 .BI \-t " n"
 258 出力の最初の列としてタイムスタンプ列を表示します。タイムスタンプは、ターゲット JVM が起動してからの時間です。
 259 .if t .TP 
 260 .if n .TP 
 261 .BI \-J javaOption
 262 .I javaOption 
 263 を Java アプリケーション起動ツールに渡します。たとえば、
 264 .BI \-J \-Xms48m 
 265 は、起動メモリを 48M バイトに設定します。オプションの完全なリストについては、以下のドキュメントを参照してください。
 266 .RS 3
 267 .TP 2
 268 *
 269 .na
 270 java \- Java アプリケーション起動ツール (Solaris) @
 271 .fi
 272 http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/solaris/java.html
 273 .TP 2
 274 *
 275 .na
 276 java \- Java アプリケーション起動ツール(Linux) @
 277 .fi
 278 http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/linux/java.html
 279 .TP 2
 280 *
 281 .na
 282 java \- Java アプリケーション起動ツール (Windows) @
 283 .fi
 284 http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/java.html
 285 .RE
 286 .SS statOption と出力
 287 次の表に、各 
 288 .I statOption 
 289 に対して 
 290 .B jstat 
 291 が出力する列の要約を示します。
 292 .br
 293 .SS
 294 \-class オプション
 295 .br
 296 クラスローダ統計
 297 .br
 298 .LP
 299 .sp 1n
 300 .TS
 301 box;
 302 cbp-1 | cbp-1
 303 l | l .
 304 列      説明
 305 _
 306 Loaded  ロードされたクラスの数
 307 Bytes   ロードされた K バイト数
 308 Unloaded        アンロードされたクラスの数
 309 Bytes   アンロードされた K バイト数
 310 Time    クラスのロードおよびアンロード操作の実行に要した時間
 311 .TE
 312 .SS 
 313 \-compiler
 314 オプション
 315 .br
 316 HotSpot Just-In-Time コンパイラ統計
 317 .br
 318 .sp 1n
 319 .TS
 320 box;
 321 cbp-1 | cbp-1
 322 l | l .
 323 列      説明
 324 _
 325 Compiled        実行されたコンパイルタスクの数
 326 Failed  失敗したコンパイルタスクの数
 327 Invalid 無効化されたコンパイルタスクの数
 328 Time    コンパイルタスクの実行に要した時間
 329 FailedType      前回失敗したコンパイルのコンパイルタイプ
 330 FailedMethod    前回失敗したコンパイルのクラス名とメソッド
 331 .TE
 332 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-29
 333 .SS 
 334 \-gc オプション
 335 .br
 336 ガベージコレクトされたヒープの統計
 337 .br
 338 .TS
 339 box;
 340 cbp-1 | cbp-1
 341 l | l .
 342 列      説明
 343 _
 344 SOC     現在のサバイバースペース 0 の容量 (K バイト)
 345 S1C     現在のサバイバースペース 1 の容量 (K バイト)
 346 S0U     サバイバースペース 0 の使用量 (K バイト)
 347 S1U     サバイバースペース 1 の使用量 (K バイト)
 348 EC      現在のエデンスペースの容量 (K バイト)
 349 EU      エデンスペースの使用量 (K バイト)
 350 OC      現在のオールドスペースの容量 (K バイト)
 351 OU      オールドスペースの使用量 (K バイト)
 352 PC      現在の永続的スペースの容量 (K バイト)
 353 PU      永続的スペースの使用量 (K バイト)
 354 YGC     若い世代の GC イベントの数
 355 YGCT    若い世代のガベージコレクション時間
 356 FGC     フル GC イベントの数
 357 FGCT    フルガベージコレクション時間
 358 GCT     ガベージコレクション合計時間
 359 .TE
 360 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-63
 361 .SS 
 362 \-gccapacity オプション
 363 .br
 364 メモリプール世代とスペース容量
 365 .br
 366 .TS
 367 box;
 368 cbp-1 | cbp-1
 369 l | l .
 370 列      説明
 371 _
 372 NGCMN   新世代の最小容量 (K バイト)
 373 NGCMX   新世代の最大容量 (K バイト)
 374 NGC     新世代の現在の容量 (K バイト)
 375 S0C     現在のサバイバースペース 0 の容量 (K バイト)
 376 S1C     現在のサバイバースペース 1 の容量 (K バイト)
 377 EC      現在のエデンスペースの容量 (K バイト)
 378 OGCMN   旧世代の最小容量 (K バイト)
 379 OGCMX   旧世代の最大容量 (K バイト)
 380 OGC     旧世代の現在の容量 (K バイト)
 381 OC      現在のオールドスペースの容量 (K バイト)
 382 PGCMN   永続的世代の最小容量 (K バイト)
 383 PGCMX   永続的世代の最大容量 (K バイト)
 384 PGC     永続的世代の現在の容量 (K バイト)
 385 PC      永続的スペースの現在の容量 (K バイト)
 386 YGC     若い世代の GC イベントの数。
 387 FGC     フル GC イベントの数。
 388 .TE
 389 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-67
 390 .SS 
 391 \-gccause
 392 オプション
 393 .LP
 394 このオプションは、\f3\-gcutil\fP オプションと同じガベージコレクション統計データの概要を表示しますが、最後のガベージコレクションイベントと (適用可能な場合は) 現在のガベージコレクションイベントの原因が含まれます。\f3\-gcutil\fP で一覧表示される列の他に、このオプションでは次の列が追加されます。
 395 .TS
 396 box;
 397 cbp-1 | cbp-1
 398 l | l .
 399 列      説明
 400 _
 401 LGCC    前回のガベージコレクションの原因
 402 GCC     現在のガベージコレクションの原因
 403 .TE
 404 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-13
 405 .SS 
 406 \-gcnew オプション
 407 .br
 408 新世代統計
 409 .br
 410 .TS
 411 box;
 412 cbp-1 | cbp-1
 413 l | l .
 414 列      説明
 415 _
 416 SOC     現在のサバイバースペース 0 の容量 (K バイト)
 417 S1C     現在のサバイバースペース 1 の容量 (K バイト)
 418 S0U     サバイバースペース 0 の使用量 (K バイト)
 419 S1U     サバイバースペース 1 の使用量 (K バイト)
 420 TT      保有しきい値
 421 MTT     最大保有しきい値
 422 DSS     目標サバイバーサイズ (K バイト)
 423 EC      現在のエデンスペースの容量 (K バイト)
 424 EU      エデンスペースの使用量 (K バイト)
 425 YGC     若い世代の GC イベントの数。
 426 YGCT    若い世代のガベージコレクション時間。
 427 .TE
 428 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-47
 429 .SS 
 430 \-gcnewcapacity オプション
 431 .br
 432 新世代のスペースサイズ統計
 433 .br
 434 .TS
 435 box;
 436 cbp-1 | cbp-1
 437 l | l .
 438 列      説明
 439 _
 440 NGCMN   新世代の最小容量 (K バイト)
 441 NGCMX   新世代の最大容量 (K バイト)
 442 NGC     現在の新世代容量 (K バイト)
 443 S0CMX   サバイバースペース 0 の最大容量 (K バイト)
 444 S0C     現在のサバイバースペース 0 の容量 (K バイト)
 445 S1CMX   サバイバースペース 1 の最大容量 (K バイト)
 446 S1C     現在のサバイバースペース 1 の容量 (K バイト)
 447 ECMX    エデンスペースの最大容量 (K バイト)
 448 EC      現在のエデンスペースの容量 (K バイト)
 449 YGC     若い世代の GC イベントの数
 450 FGC     フル GC イベントの数
 451 .TE
 452 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-49
 453 .SS 
 454 \-gcold オプション
 455 .br
 456 旧および永続世代統計
 457 .br
 458 .TS
 459 box;
 460 cbp-1 | cbp-1
 461 l | l .
 462 列      説明
 463 _
 464 PC      現在の永続スペースの容量 (K バイト)
 465 PU      永続スペースの使用量 (K バイト)
 466 OC      現在のオールドスペースの容量 (K バイト)
 467 OU      オールドスペースの使用量 (K バイト)
 468 YGC     若い世代の GC イベントの数
 469 FGC     フル GC イベントの数
 470 FGCT    フルガベージコレクション時間
 471 GCT     ガベージコレクション合計時間
 472 .TE
 473 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-35
 474 .SS 
 475 \-gcoldcapacity オプション
 476 .br
 477 旧世代統計
 478 .br
 479 .TS
 480 box;
 481 cbp-1 | cbp-1
 482 l | l .
 483 列      説明
 484 _
 485 OGCMN   旧世代の最小容量 (K バイト)
 486 OGCMV   旧世代の最大容量 (K バイト)
 487 OGC     旧世代の現在の容量 (K バイト)
 488 OC      現在のオールドスペースの容量 (K バイト)
 489 YGC     若い世代の GC イベントの数
 490 FGC     フル GC イベントの数
 491 FGCT    フルガベージコレクション時間
 492 GCT     ガベージコレクション合計時間
 493 .TE
 494 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-35
 495 .SS 
 496 \-gcpermcapacity オプション
 497 .br
 498 永続世代統計
 499 .br
 500 .TS
 501 box;
 502 cbp-1 | cbp-1
 503 l | l .
 504 列      説明
 505 _
 506 PGCMN   永続世代の最小容量 (K バイト)
 507 PGCMX   永続世代の最大容量 (K バイト)
 508 PGC     永続世代の現在の容量 (K バイト)
 509 PC      永続スペースの現在の容量 (K バイト)
 510 YGC     若い世代の GC イベントの数
 511 FGC     フル GC イベントの数
 512 FGCT    フルガベージコレクション時間
 513 GCT     ガベージコレクション合計時間
 514 .TE
 515 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-35
 516 .SS 
 517 \-gcutil
 518 オプション
 519 .br
 520 ガベージコレクション統計の要約
 521 .br
 522 .TS
 523 box;
 524 cbp-1 | cbp-1
 525 l | l .
 526 列      説明
 527 _
 528 S0      T{
 529 サバイバースペース 0 の使用率 (スペースの現在の容量に対するパーセンテージ)
 530 T}      
 531 S1      T{
 532 サバイバースペース 1 の使用率 (スペースの現在の容量に対するパーセンテージ)
 533 T}      
 534 E       T{
 535 エデンスペースの使用率 (スペースの現在の容量に対するパーセンテージ)
 536 T}      
 537 O       T{
 538 オールドスペースの使用率 (スペースの現在の容量に対するパーセンテージ)
 539 T}      
 540 P       T{
 541 永続スペースの使用率 (スペースの現在の容量に対するパーセンテージ)
 542 T}      
 543 YGC     若い世代の GC イベントの数                              
 544 YGCT    若い世代のガベージコレクション時間
 545 FGC     フル GC イベントの数
 546 FGCT    フルガベージコレクション時間
 547 GCT     ガベージコレクション合計時間
 548 .TE
 549 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-43
 550 .SS 
 551 \-printcompilation オプション
 552 .br
 553 HotSpot コンパイラメソッド統計
 554 .br
 555 .TS
 556 box;
 557 cbp-1 | cbp-1
 558 l | l .
 559 列      説明
 560 _
 561 Compiled        実行されたコンパイルタスクの数                      
 562 Size    メソッドのバイトコードのバイト数
 563 Type    コンパイルタイプ
 564 Method  T{
 565 コンパイルされたメソッドを識別するクラス名とメソッド名。クラス名では、名前空間セパレータとして "." の代わりに "/" を使用します。メソッド名は、指定されたクラス内のメソッドです。この 2 つのフィールドの形式は、
 566 "HotSpot \- XX:+PrintComplation"
 567 オプションと同じです。
 568 T}      
 569 .TE
 570 .if \n-(b.=0 .nr c. \n(.c-\n(d.-19
 571 .SS 
 572 .SH 
 573 このセクションでは、lvmid が 21891 であるローカル JVM の監視例をいくつか示します。
 574 .SS gcutil オプションの使用
 575 この例では、lvmid 21891 にアタッチして、250 ミリ秒間隔で 7 つのサンプルを採取し、
 576 .B \-gcutil 
 577 オプションでの指定に従って出力を表示します。
 578 .LP
 579 .ft 3
 580 .nf
 581 jstat -gcutil 21891 250 7
 582   S0     S1     E      O      P     YGC    YGCT    FGC    FGCT     GCT
 583  12.44   0.00  27.20   9.49  96.70    78    0.176     5    0.495    0.672
 584  12.44   0.00  62.16   9.49  96.70    78    0.176     5    0.495    0.672
 585  12.44   0.00  83.97   9.49  96.70    78    0.176     5    0.495    0.672
 586   0.00   7.74   0.00   9.51  96.70    79    0.177     5    0.495    0.673
 587   0.00   7.74  23.37   9.51  96.70    79    0.177     5    0.495    0.673
 588   0.00   7.74  43.82   9.51  96.70    79    0.177     5    0.495    0.673
 589   0.00   7.74  58.11   9.51  96.71    79    0.177     5    0.495    0.673
 590 .fi
 591 .ft 1
 592 .LP
 593 この例の出力は、3 番目と 4 番目のサンプルの間に若い世代のコレクションが発生したことを示しています。コレクションの所要時間は 0.001 秒であり、オブジェクトがエデンスペース (E) からオールドスペース (O) に昇格されたため、オールドスペースの使用率が 9.49% から 9.51% に増加しています。コレクションの前のサバイバースペースの使用率は 12.44% でしたが、このコレクションの後の使用率は、わずか 7.74% です。
 594 .SS 列見出し文字列の繰り返し
 595 この例では、lvmid 21891 にアタッチして、250 ミリ秒間隔でサンプルを採取し、
 596 .B \-gcutil 
 597 オプションでの指定に従って出力を表示します。また、
 598 .B \-h3 
 599 オプションを使用して、3 行のデータごとに列見出しを出力します。
 600 .LP
 601 .ft 3
 602 .nf
 603 jstat -gcnew -h3 21891 250
 604  S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
 605   64.0   64.0    0.0   31.7 31  31   32.0    512.0    178.6    249    0.203
 606   64.0   64.0    0.0   31.7 31  31   32.0    512.0    355.5    249    0.203
 607   64.0   64.0   35.4    0.0  2  31   32.0    512.0     21.9    250    0.204
 608  S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
 609   64.0   64.0   35.4    0.0  2  31   32.0    512.0    245.9    250    0.204
 610   64.0   64.0   35.4    0.0  2  31   32.0    512.0    421.1    250    0.204
 611   64.0   64.0    0.0   19.0 31  31   32.0    512.0     84.4    251    0.204
 612  S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
 613   64.0   64.0    0.0   19.0 31  31   32.0    512.0    306.7    251    0.204
 614 .fi
 615 .ft 1
 616 .LP
 617 見出し文字列の繰り返しを示しているほかに、この例は、2 番目と 3 番目のサンプルの間に若い世代の GC が発生したことを示しています。その所要時間は 0.001 秒でした。コレクションによって、サバイバースペース 0 の使用量 (S0U) が目標サバイバーサイズ (DSS) を超える十分なライブデータが見つかりました。結果として、オブジェクトは旧世代に昇格され (この出力には示されていない)、保有しきい値 (TT) が 31 から 2 に下がっています。
 618 .LP
 619 5 番目と 6 番目のサンプルの間にもう 1 つのコレクションが発生しています。このコレクションでは、ごくわずかのサバイバーが見つかり、保有しきい値が 31 に戻っています。
 620 .SS 各サンプルのタイムスタンプの表示
 621 この例では、lvmid 21891 にアタッチして、250 ミリ秒間隔で 3 つのサンプルを採取します。
 622 .B \-t 
 623 オプションを使用して、最初の列に各サンプルのタイムスタンプを生成します。
 624 .LP
 625 .ft 3
 626 .nf
 627 jstat \-gcoldcapacity \-t 21891 250 3
 628 Timestamp  OGCMN    OGCMX    OGC      OC       YGC   FGC   FGCT    GCT
 629 150.1      1408.0   60544.0  11696.0  11696.0  194   80    2.874   3.799
 630 150.4      1408.0   60544.0  13820.0  13820.0  194   81    2.938   3.863
 631 150.7      1408.0   60544.0  13820.0  13820.0  194   81    2.938   3.863
 632 .br
 633 .fi
 634 .LP
 635 \f2Timestamp\fP 列には、ターゲット JVM の起動時からの経過時間が、秒単位でレポートされています。さらに、\f3\-gcoldcapacity\fP 出力では、割り当て要求または昇格要求あるいはその両方を満たすためにヒープが拡張するごとに、Old 世代の容量 (OGC) と Old 領域の容量 (OC) とが増加していることがわかります。Old 世代の容量 (OGC) は、81 番目のフル GC (FGC) 後に、11696 KB から 13820 KB へ増加しています。Old 世代 (および領域) の最大容量は、60544 KB (OGCMX) なので、まだ拡張できる余裕が残されています。
 636 .SS 
 637 リモート JVM のインストゥルメンテーションの監視
 638 .LP
 639 この例は、\f3\-gcutil\fP オプションを使用して、\f2remote.domain\fP というシステム上の \f2lvmid\fP 40496 に接続し、サンプルを秒単位で無期限に取得しています。
 640 .nf
 641 \f3jstat \-gcutil 40496@remote.domain 1000\fP
 642 .br
 643 
 644 .fl
 645 ... \f2出力省略\fP
 646 .br
 647 .fi
 648 .LP
 649 \f2lvmid\fP は、リモートホストの名前と結合されて、\f240496@remote.domain\fP の \f2vmid\fP を構成しています。結果として、この \f2vmid\fP は、\f3rmi\fP プロトコルを使用して、リモートホスト上のデフォルトの \f3jstatd\fP サーバと通信します。\f3jstatd\fP サーバは、\f3rmiregistry\fP を使用して、デフォルトの \f3rmiregistry\fP ポート (ポート 1099) にバインドされた \f2remote.domain\fP に配置されれます。
 650 .SH 関連項目
 651 .RS 3
 652 .TP 2
 653 *
 654 java \- Java アプリケーション起動ツール
 655 .TP 2
 656 *
 657 jps \- Java プロセスステータスツール
 658 .TP 2
 659 *
 660 jstatd \- jvmstat デーモン
 661 .TP 2
 662 *
 663 rmiregistry \- Java リモートオブジェクトレジストリ
 664 .RE
 665